投資が怖かった30代会社員が、3年新NISAを続けてわかった全手順を公開します。SBI証券・楽天証券の比較、月3.3万円積立のリアル、3年でやらかした失敗3つまで、7ステップで初心者向けに解説。
🎯 この記事の結論3行
▶ 投資が怖かった30代会社員が、3年新NISAを続けてわかった全手順を初心者向けに公開
▶ SBI証券・楽天証券の比較、月3.3万円積立のリアル、3年でやらかした失敗3つも収録
▶ 「最低限やるべきこと3つ」と「7ステップ」で、迷わず順番に実行できる形にまとめました
📖 読了8分 / 最終更新 2026-05-16
「新NISA、始めたほうがいいのは分かってるんだけど、結局なにから手をつければいいか分からない」——これ、3年前の僕です。
投資の本を読んでも、知識が増えるだけで動けない。ニュースで「インデックス投資が最強」と聞いても、自分の口座は1円も動いていない。
そこから3年積立を続けて、ようやく「最初に知っておきたかったな」と思える全手順がまとまってきました。
この記事は、過去の僕に向けて書いた1記事です。30代会社員が、迷わず最短ルートで新NISAをスタートして、3年後も淡々と続けられる状態を作るための具体ステップを全部まとめます。
この記事はこんな人におすすめ
▶ 新NISAという言葉は知ってるけど、何から手をつければいいか分からない
▶ 投資が怖くて、なかなか口座開設まで進めない
▶ 周りが始めてるらしいけど、自分も追いついた方がいいか迷ってる
▶ 30代に入って、老後資金や資産形成を本気で考え始めた
▶ すでに口座は開いたけど、銘柄選びや積立額で迷っている
結論:30代会社員が新NISAで「最低限やるべきこと」3つ
長い記事になるので、先に結論だけ。
迷ってる人がやるべきことは、たったの3つです。
1. 楽天証券かSBI証券で口座を開く(10分)
2. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を月3万〜5万円で積立設定(5分)
3. 2週間に1回くらい残高を見て、あとは放置
これだけです。
「もっとちゃんと選びたい」「もっと最適化したい」という気持ちは分かります。僕もそうでした。
でも3年続けてみて、たどり着いた答えは「シンプルに保ったまま長く続けた人だけが勝つ」というシンプルな事実でした。
以下、その理由を含めて全手順を解説します。
新NISAの仕組みを30秒で
細かい制度説明は他のサイトに任せて、最低限知っておくべきことだけ。
📊 早見表(3選 一覧)
| 商品名 | 特徴・こんな人に |
|---|---|
| ① 『お金の大学』(両学長) | |
| ② 『JUST KEEP BUYING』(ニック・マジューリ) | |
| ③ 『敗者のゲーム』(チャールズ・エリス) |
知っておきたい数字
▶ 年間360万円まで非課税で投資できる(つみたて投資枠120万 + 成長投資枠240万)
▶ 生涯で1,800万円まで保有可能
▶ 20年以上の長期投資前提の制度
▶ 売却すれば翌年に枠が復活する
普通の証券口座との違い
普通の証券口座で得た利益には約20%の税金がかかります。100万円の利益が出ても、手元に残るのは約80万円。
新NISAでは、これがゼロ。100万円利益が出れば、丸ごと手元に残る。
20年積み立てると、この税金の差は数百万円レベルになります。だからこの制度を使わない手はない。
新NISA = 国が用意した「税優遇つきの貯金箱」
そう捉えると、心理的ハードルが一気に下がります。
証券口座の選び方|楽天 vs SBI、僕が選んだ決め手
最初の最大のつまずきがここ。証券口座をどこで作るか。
結論から言うと、楽天証券かSBI証券の二択でOK。それ以外は考えなくていい。
なぜこの2社だけでいいのか
3年使ってみての実感:「初心者ほど大手2社のどちらか」が正解です。
少数派の証券会社を選ぶと、情報が少なくて自分でつまずいた時に解決しにくい。最大手2社なら、Googleで検索すればだいたい誰かが先に同じ問題を解決しています。
楽天証券を選ぶならこんな人
▶ 楽天市場・楽天モバイル・楽天カードを日常使いしている
▶ 楽天ポイントを意識的に貯めている
▶ スマホアプリの使いやすさを重視
SBI証券を選ぶならこんな人
▶ 楽天経済圏に依存していない
▶ 取扱銘柄の豊富さを重視(米国個別株まで広くカバー)
▶ Vポイントや三井住友カード経由のポイント還元を重視
僕が選んだ決め手
僕は楽天経済圏のユーザーだったので、楽天証券にしました。
楽天カード決済での積立で1%のポイント還元が効くこと、楽天市場の買い物との連携が良かったことが決め手。
ただ、ポイント還元率は時々変更されるので、「いま現在の還元率」で判断するのはやめたほうがいい。長く続けるなら、自分の生活経済圏に近い方を選ぶのが、結局3年経っても続けられている理由でした。
【全手順】30代会社員が新NISAを始める7ステップ
ここから具体的な手順です。所要時間は合計1〜2時間。
ステップ1:証券口座を開設する(10分)
楽天証券またはSBI証券のサイトで「総合口座開設」を申込みます。
必要なもの:
▶ 本人確認書類(マイナンバーカード or 運転免許証+通知カード)
▶ メールアドレス
▶ 銀行口座情報
スマホで全部完結します。郵送は不要。
ステップ2:NISA口座も同時に申し込む(同じフォーム内)
総合口座と一緒に「NISA口座も開設する」にチェック。これを忘れると、後から別途申込みが必要になって面倒です。
ステップ3:開設完了を待つ(1〜3週間)
審査が終わると、ログインIDとパスワードがメールで届きます。NISA口座は税務署の確認があるので、総合口座より少し時間がかかります。
ステップ4:証券口座に入金する(5分)
証券口座にお金を入れる。一度の入金は5万〜10万円くらいでOK。
楽天証券なら楽天カード決済で積立可能、SBI証券なら三井住友カードで積立可能なので、入金不要にする方法もあります。
ステップ5:積立する銘柄を選ぶ
最初の銘柄は、これ一択でいいです。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
通称「オルカン」。1本で全世界の株式に分散投資できる、信託報酬(手数料)が極めて安い、長期積立に最適——という3拍子。
「いやもっと攻めたい」「もっと検討したい」という気持ちが出てくる人もいると思います。3年やった結論として、最初はオルカン1本で十分です。慣れてから他を検討すれば遅くない。
ステップ6:積立設定をする(5分)
毎月の積立額を設定します。
▶ 月3万円:30代会社員の現実的なスタートライン
▶ 月5万円:手取り月収の10〜15%が回せる人
▶ 月10万円:年間限度額120万を埋める
迷ったら月3万円から。後で増やせます。
ステップ7:あとは放置する
ここがいちばん難しい。
NISAアプリを毎日見ない。日経新聞を毎日見ない。資産額の上下に一喜一憂しない。
3年続けてみて、これがいちばん効きました。
何をいくら積み立てる?月◯万円のリアル
「月いくら積み立てるか」は、新NISA最大の悩みポイントの一つ。
僕の3年の経験と、周りの30代会社員の声を踏まえた現実的な目安を書きます。
月3万円|まず始めるなら最適
▶ 年間36万円。生涯枠1,800万円を埋めるには50年かかる
▶ でも「ゼロから1万円増えた」より、「ゼロから3万円積み立てた」のほうが習慣化しやすい
▶ 30代前半・独身・手取り20万円台ならこれで十分
月5万円|30代会社員の現実的ゾーン
▶ 年間60万円。20代後半〜30代前半で手取り月収25万円以上の人向け
▶ 老後資金の準備としては最低ライン
▶ 貯金とのバランスがちょうどいい
月10万円|年間枠を意識する人
▶ 年間120万円で「つみたて投資枠」を使い切る
▶ 手取り月収40万円以上ある人向け
▶ 急な出費への備え(生活防衛資金)が別途100〜200万円ある前提
大事なのは「続けられる金額」
3年続けてみて思うのは、毎月入金で苦しくなる金額にすると、絶対続かないということ。
「これなら毎月引き落とされても気にならないな」と思える金額の8掛けが、ちょうどいい積立額です。
3年続けてわかった「やめなかった理由」
新NISAでいちばん難しいのは、買うことじゃなくて続けることです。
僕が3年止めずに続けられた理由を、3つだけ書きます。
1. 自動化したから
毎月の積立を「自分で操作しないと買えない」状態にすると、絶対どこかで止まります。
楽天カード決済での積立に切り替えてから、思考リソースをゼロに保てるようになりました。
2. 「見なくていい」と気づいたから
最初の半年は毎日NISAアプリを開いていました。あれは消耗するだけで、何も生みません。
2年目以降は、月1回だけ確認する運用に切り替えました。下落しているか上昇しているかは、20年積立のリターンには影響しないと割り切れたのが大きかった。
3. 大きな下落も「歓迎する」と思えたから
下落の月の最初は不安で寝つきが悪くなりました。
でも、積み立てていると下落は「安く買えるチャンス」だと頭で理解するようになる。下落の月のほうが、結果的に多くの口数を仕込めている。
これに気づいてから、ニュースで「日経平均が下がった」と聞いても、心理的に動かなくなりました。
やらかした失敗3つ
3年やる中で、僕も派手にやらかしてます。同じ失敗を避けてもらうために、書いておきます。
失敗①:短期で売ろうとした
最初の年、積立額が30万円を超えたあたりで「ちょっと利益出てるし、一旦売っておくか」と思った瞬間がありました。
幸い、そのとき売らなかったので、その後の上昇分を取り逃さずに済んでいます。
長期投資の最大の敵は「途中で売る誘惑」。これを抑える仕組みを最初から作っておくことを推奨します。
失敗②:個別株に手を出して損切り
2年目に「もっとリターンを上げたい」と思って、個別米国株を成長投資枠で買いました。
結果、特定の銘柄が大きく下落して損切り。
新NISAの本質は「分散投資 × 長期保有」。個別株は分散にも長期にも向かないので、慣れるまで触らないほうがいい。
失敗③:銘柄を増やしすぎて管理不能
3年目、勉強した気になって「オルカンに加えて、S&P500も持っておこう」「新興国も入れたい」と銘柄を増やしました。
結果、自分が何にいくら投資しているか把握できなくなり、運用方針もブレた。
シンプルに1〜2銘柄に絞っておくほうが、3年後の自分が楽です。
新NISAでよくあるQ&A
Q1. 月いくらから始めればいい?
A. 100円からでも始められます。最低額は気にせず、自分が毎月「気にならない金額」でスタートして、慣れたら増額が王道。
Q2. eMAXIS Slim オルカン と S&P500、どっち?
A. どちらでもOK。僕はオルカン派ですが、S&P500も悪くない。決め手は「全世界に分散しておきたい」(オルカン)か「アメリカ経済を信じる」(S&P500)か、自分の信念で決める。両方を半々で持つ必要はないので、悩むくらいならオルカン1本で十分。
Q3. 暴落が来たらどうすればいい?
A. 何もしないのが正解。積立を止めない、売らない、買い増しもしない。「何もしないこと」を最初から決めておくと、相場が荒れた日に動かずに済みます。
Q4. 売却したらどうなる?
A. 翌年に枠が復活します。例えば100万円分売却したら、翌年から100万円分の枠が再び使えるようになる。これが新NISAの最大のメリットの一つで、「20年保有しないと損」みたいな旧NISAの呪縛から解放されました。
Q5. iDeCoと併用すべき?
A. 余裕があれば併用、なければ新NISAだけでOK。新NISAは流動性が高い(売却して翌年枠復活)、iDeCoは60歳まで引き出せない代わりに所得控除が効く。30代会社員でまず1つに絞るなら、柔軟性の高い新NISA優先がおすすめです。
Q6. 確定申告は必要?
A. 新NISAでの売買益・配当には税金がかからないので、確定申告は不要。これがNISAの強みの一つ。
始めた後に読みたい本3冊
口座開設して積立を始めたあと、長く続けるための「軸」を作ってくれる3冊。
① 『お金の大学』(両学長)
新NISAだけでなく、節約・保険・税金・副業まで含めた「お金の地図」がこの1冊で手に入る。30代会社員のスタート本としていちばん分かりやすい。
② 『JUST KEEP BUYING』(ニック・マジューリ)
「淡々と買い続ければ勝つ」という、シンプルだけど強力な原則を、データで裏付けてくれる本。途中で売りたくなった時に読み返すと、心が落ち着きます。
③ 『敗者のゲーム』(チャールズ・エリス)
インデックス投資の哲学的な根拠を、これでもかと教えてくれる本。「なぜインデックスでいいのか」を、自分の言葉で説明できるようになると、続ける意志が安定します。
まとめ
新NISA、始めるかどうか迷っている時間が、いちばんもったいない。
口座開設に1〜2時間。積立設定に5分。あとは20年放置。
3年前の僕がこれを早く知っていれば、すでに30万円分の利益が複利で増え始めていたはずです。
今日この記事を読んで「やっぱり始めよう」と思ったなら、まずは下のどちらかから動いてみてください。
行動は10分で十分。あとは20年、勝手に育ちます。
毎日をちょっと良くしたい人へ、これからもコツコツ記録を残していきます。
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