Looopでんきに切り替えた一人暮らしの電気代レビュー|30代独身の3ヶ月実録と試算

目次

リード

電気代の自動引き落とし、年単位でちゃんと見たこと、ありますか。

正直、僕も何年も触ってきませんでした。電力会社の切り替えって、なんとなく面倒くさそうで、後回しにする筆頭メニューなんですよね。

ただ、固定費の見直しで一番大きな効果が出るのは、こういう「触ってない契約」を一度棚卸しすることなんだろうな、と最近気付き始めました。

きっかけは、在宅ワーク中心の生活になってから、月の電気代が1万円を超える月が続いたことです。「これは一度、契約自体を見直さないと」と重い腰を上げて、3〜4ヶ月前にLooopでんきに切り替えました。

この記事は、その実体験のレビューです。

劇的に変わったとは言いません。ただ、月1,500〜2,000円、年間で2万円ちょっとは、確かに戻ってきました。同じく後回しにしてきた人の判断材料になれば、と思います。


この記事はこんな人に向けて書いています

  • 一人暮らしで、月の電気代が7,000円を超えている
  • 大手電力会社(東京電力/関西電力/中部電力 など)からまだ切り替えてない
  • 「Looopでんき、聞いたことはある」けど、実際の比較で止まっている
  • 在宅ワーク/在宅時間が長くなって、電気代が以前より上がっている
  • 固定費の見直しを今年やりたい、と思いつつ手が動かない

逆に、すでに新電力に切り替え済みの方や、オール電化住宅の方は、別途比較が必要です。今回はあくまで「大手電力 → Looopでんき」の切り替えに絞った記事になります。


結論:使用量で答えが変わる

長くなるので、先に結論だけ。

使用量で、切り替えの価値はまったく変わります。

月間使用量の目安 結論 月の差額(試算)
~150kWh 現状維持で十分 -200〜-400円
150〜300kWh 検討価値あり -700〜-1,500円
300kWh超 切り替える価値が明確にある -1,500〜-2,500円

電気代が3,000円台で収まっている人は、わざわざ切り替える手間に対して見返りが少ない、というのが冷静な答えです。

一方、月の電気代が7,000円を超えてくる人は、切り替えるだけで年間1〜2万円戻ってくる試算になります。在宅勤務が増えた人、夏のエアコン稼働が長い人は、ここに当てはまることが多いはずです。

僕自身が後者のパターンで、3ヶ月運用してみたリアルな数字も後半で公開します。


電力会社の自由化、結局なにが起きてるのか

「電力自由化」という言葉だけ聞いて、よく分からないまま放置している人、多いと思います。

仕組みは意外とシンプルです。

2016年から、契約相手を選べるようになった

それまで電気は、住んでいる地域の大手電力会社(東京電力、関西電力、中部電力など)からしか買えませんでした。2016年4月の制度改正で、一般家庭でも電力会社を自由に選べるようになりました。

電気そのものは大手の設備を通って届く

これ、最初に勘違いしやすいポイントなんですが。

電力会社を切り替えても、電気を届ける送電線・電柱・工事は今まで通り大手電力会社のままです。停電したときに対応してくれる人も同じ。

変わるのは、「電気を売っている会社(請求書を出す相手)」だけ。電気の質も、停電時の復旧速度も、何も変わりません。

僕も切り替え前は「停電が増えるんじゃないか」と少し心配でしたが、実際に切り替えてから3〜4ヶ月、停電は1度もありません。当然と言えば当然ですが。

なぜ新電力の方が安くなることがあるのか

大手電力会社は、発電所を維持して、全国に送電網を持って、人件費もかかっています。

新電力会社は、大手の送電網を借りて電気を売るだけのモデルなので、固定費が圧倒的に少ない。その分、料金プランで還元できる、という構造です。

ただし、新電力にも色々あって、Looopでんきはその中で「基本料金0円」と「市場連動型」という特徴を持つ会社です。


Looopでんきの特徴3つ

ここからが本題。Looopでんきが他社と何が違うのかを整理します。

基本料金が0円

大手電力会社の従量電灯プランには、月1,000〜1,500円くらいの「基本料金」が含まれています(契約アンペアによって変動)。これは、電気を1kWhも使わなくても発生する固定費です。

Looopでんきの主力プラン「スマートタイムONE」は、この基本料金が0円。電気を使った分だけ払う、シンプルな料金体系になっています。

これが、Looopが「電気を使う量が多い人ほど得をする」と言われる理由のひとつです。

市場連動型「スマートタイムONE」

ここは正直、メリットとデメリットが両方あります。

「スマートタイムONE」は、電気の卸売市場(JEPX)の価格に応じて、30分ごとに単価が変動するプランです。

  • 深夜や休日昼間 → 電気が余っているので安い
  • 平日の夕方(17〜21時頃) → 需要ピークで高い

Looopでんきの専用アプリで翌日の単価が確認できるので、「高い時間帯は電子レンジを我慢する」「洗濯機は夜中に回す」といった工夫が効きます。

僕も切り替えてから、洗濯と食洗機は夜23時以降に回すルールに変えました。最初は意識的でしたが、2週間もすると勝手に習慣になっていました。

切り替え工事不要・違約金なし

切り替えると言っても、自宅で工事は発生しません。

スマートメーター(自動検針メーター)がすでに付いている家なら、ネットで申し込むだけで2週間〜1ヶ月で切り替えが完了します。

そして、Looopでんきには契約期間の縛りも違約金もありません。「合わなかった」と思ったら、別の電力会社にいつでも戻せる。これは試しやすい設計だと思います。


3パターン試算:使用量別の差額シミュレーション

ここが、たぶん一番気になる部分だと思います。

東京エリア・40A契約という、一人暮らしで多い条件で、3パターンの使用量で大手電力(東京電力 従量電灯B)とLooopでんき(スマートタイムONE)の月額を比較しました。

※Looopでんきは市場連動型のため、実際の単価は時期によって変動します。以下は「30分ごとの平均単価が約26円/kWh前後で推移した場合」を想定した概算です。

月150kWh使用(電気使用量が少ない人)

一人暮らし・日中は外勤、夜だけ家にいる人の典型例。

項目 東京電力(従量電灯B 40A) Looopでんき(スマートタイムONE)
基本料金 1,247円 0円
電力量料金 約3,000円 約3,900円
合計(概算) 約4,250円 約3,900円
月の差額 -350円
年の差額 約-4,200円

→ 使用量が少ないと、Looopの「基本料金0円」のメリットが、市場連動の単価差で相殺されがち。年4,000円差なら、わざわざ切り替える価値は薄めです。

月250kWh使用(平均的な一人暮らし)

総務省統計でも、単身世帯の月平均は約180kWh、在宅勤務日が多い人で250kWh前後が中央値です。

項目 東京電力(従量電灯B 40A) Looopでんき(スマートタイムONE)
基本料金 1,247円 0円
電力量料金 約6,100円 約6,500円
合計(概算) 約7,350円 約6,500円
月の差額 -850円
年の差額 約-10,200円

年1万円の差。これは切り替える手間(5分)に対して、十分な見返りだと思います。

月350kWh使用(在宅勤務多め・夏場のエアコン稼働多い人)

在宅勤務が中心で、夏場はほぼずっとエアコン稼働、というパターン。僕がここに該当します。

項目 東京電力(従量電灯B 40A) Looopでんき(スマートタイムONE)
基本料金 1,247円 0円
電力量料金 約9,600円 約9,100円
合計(概算) 約10,850円 約9,100円
月の差額 約-1,750円
年の差額 約-21,000円

年2万円超の差。ここまで差が出るなら、切り替える価値は明確にあります。

自分の使用量で試算するなら、5分で確認できます

▶ Looopでんき公式サイトで料金シミュレーション

自分の使用量を知るには

毎月届く検針票(または電力会社のマイページ)に「ご使用量 ◯◯kWh」と書かれています。

直近3〜4ヶ月の平均を出すと、自分が上のどのパターンに近いかが分かります。


切り替えてから3ヶ月のリアルな数字

ここからは、僕自身の実数値です。

切り替え前(東京電力 従量電灯B 40A)

在宅ワーク中心になってから、月の電気代がじわじわ上がっていました。直近の3ヶ月平均はこんな感じ。

  • 月の使用量:約340〜360kWh
  • 月の請求額:平均 10,500円前後(基本料金1,247円込み)

「1万円を超えると、明らかに気になる」というラインを毎月超えていて、これが切り替えのきっかけになりました。

切り替え後(Looopでんき スマートタイムONE)

切り替えから3ヶ月、平均してこのくらい。

  • 月の使用量:約340〜350kWh(変わらず)
  • 月の請求額:平均 8,700〜9,000円

月で約1,500〜1,800円、3ヶ月で5,000円ちょっとは、確かに浮きました。

体感としての感想

「劇的に下がった」とは言えません。月1万円が一気に7,000円になる、みたいなことは起きません。

ただ、「同じ生活をしているのに、年間で2万円ちょっと違う」というのは、地味だけど効きます。年に1回ちょっと贅沢な外食ができるか、欲しかった本を10〜20冊買えるくらいの差にはなります。

そして、切り替えの手間は本当に5分でした。1回5分の作業で、年間2万円が毎年戻り続けると思うと、コスパとしては悪くない投資だと思っています。


3ヶ月使ってみての結論を踏まえて、まず試算だけ

▶ Looopでんき公式サイトをチェック

メリット(3ヶ月使ってみて実感した範囲)

試算で「お金が浮く」というのは前提として、それ以外のメリットも整理しておきます。

切り替えの手間がほぼゼロ

自宅工事も停電もなく、ネット申込みで完結します。所要時間5分ほど。

違約金・解約金が0円

合わなかったら、いつでも別の会社に戻せます。新電力としては珍しい、ストレスのない設計。

アプリで30分ごとの単価が見える

「翌日の電気代が、今日のどの時間帯に安いか高いか」が、専用アプリで先に分かります。

これに慣れると、「洗濯機・食洗機・浴室乾燥は安い時間に回す」という習慣がつきやすい。電気代を能動的にコントロールできる感覚は、市場連動型ならではです。

再エネ比率が高い

Looopは元々、太陽光発電など再生可能エネルギー事業から始まった会社です。再エネ比率が高いプランを選べるのは、価値観として合う人には大きい。


デメリット・注意点(ここは正直に書きます)

「いいことばっかり」と書く記事は信用できないと思っているので、デメリットも同じ熱量で書きます。

市場連動型なので、燃料費高騰時に逆に高くなることがある

これが一番のリスクです。

「スマートタイムONE」はJEPX市場価格に連動するため、原油高や猛暑・厳冬で電力需給がひっ迫すると、単価が急騰することがあります

2022〜2023年の冬場には、市場連動型プラン全般で「思っていたより請求が高い」というケースが実際にありました。Looopでんき自体は契約者保護の上限を設けるなどの対応をしていますが、「絶対に安い」ではないことは、踏まえておくべきです。

僕も、切り替えてから猛暑・厳冬の時期を一周経験して、改めて評価したいと思っています。

時間帯を意識した生活が必要

「いつ使っても同じ単価」の従来プランに比べて、Looopは時間帯ごとに単価が変わります。

何も考えずに夕方ピーク(17〜21時)に料理・洗濯・お風呂を全部回す生活だと、メリットが薄れます。

逆に言えば、「翌日の単価を見て、家事の時間をずらせる人」には強力に効くプランです。在宅ワーカーは特に相性が良いはず。

オール電化住宅向けの専用プランは別

オール電化住宅で、深夜電力割引を使っている方は、Looopの「スマートタイムONE」ではなく、別途検討が必要です。今回の試算はガス併用住宅前提の話になります。

紙の請求書はオプション扱い

Webマイページとアプリで完結する設計で、紙の請求書は月110円のオプション。Webで請求が確認できればいい、という人なら気にならないポイントです。


申込みの手順(実際は5分で終わります)

「面倒くさそう」が最大のハードルなので、流れだけ整理しておきます。

公式サイトで料金シミュレーション

検針票が手元になくても、住所と契約アンペアだけで概算シミュレーションができます。検針票があれば、より正確な試算が出ます。

申込みフォーム入力

  • 名前・住所・連絡先
  • 検針票の「供給地点特定番号」(22桁の番号)と「お客様番号」
  • 引き落とし口座 or クレジットカード情報

ここで5分くらい。検針票を手元に用意しておけばスムーズです。

大手電力との解約はLooop側がやってくれる

これが地味に楽。こちら側で東京電力に解約連絡をする必要はありません。Looopが裏で手続きしてくれます。

スマートメーターの確認

すでにスマートメーターが付いているか、申込み後にLooopから連絡があります。付いていない場合は、無料で交換工事をしてくれます(立ち会い不要)。

切り替え完了

申込みから2週間〜1ヶ月で、次の検針日からLooopでんきの請求に切り替わります。電気が止まる瞬間はありません。

僕の場合、4月上旬に申込んで、4月下旬の検針日から切替完了でした。約3週間。停電も、家電の不具合もありませんでした。


3ヶ月使ってみての結論

ここまで書いたうえで、今のスタンスをまとめます。

Looopでんきへの切り替えは、月の電気代が7,000円を超える人なら、やる価値が明確にある。これが3ヶ月運用しての結論です。

「劇的に下がる」とは言いませんが、

  • 同じ生活をしているのに、年間で2万円前後の差が出る
  • 切り替えの手間は5分、違約金もない
  • アプリで単価が見えるので、節約の意識が自然と上がる

この3つは、3ヶ月使って実感した実利です。

逆に、月の電気代が4,000円〜5,000円台で収まっている人は、年間4,000〜5,000円程度の差にしかならないので、優先度は下げていいと思います。

注意点として、市場連動型は「絶対安い」ではないことだけは、申込み前にもう一度読んでおいてください。これから猛暑・厳冬期を経験するにあたって、僕自身もここを継続観察していくつもりです。


まずは料金シミュレーションから

書類の準備とか、解約の電話とか、そういう面倒は一切なくて、「住所と現在の契約内容を入れる」だけで5分で試算が出ます。

切り替えるかどうかは、その数字を見てから決めればいい話です。

公式サイトでシミュレーションだけ試してみるのは、無料ですし、その先のステップに進む義務もありません。

▶ Looopでんき公式サイトで料金シミュレーション

※公式ページに移動します。シミュレーションは住所と契約内容の入力で5分。クレジットカードや個人情報は不要です。



著者: くらしのお兄さん(30代独身会社員、在宅ワーク中心。「気合いじゃなく、道具と仕組みで暮らしを整える」をテーマに、kurashi-onii.com で実体験ベースの記事を書いています)

最終更新: 2026年5月24日

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